ダイエットを体験したことのある多くの人が経験してきた問題です。
リバウンドをしてしまったがために、ダイエットをやめてしまった人も多くいると思います。
リバウンドとはダイエットによって減った体重が元に戻ってしまう、または以前よりも体重が増えてしまうという現象のことをいいます。
さらには、ダイエットとリバウンドを繰り返すぶん、どんどん太りやすく痩せにくい体質にななっていってしまいますのでリバウンドしないためにも無理なダイエットはしないようにしなければなりません。
なんで「リバウンド」が起こるのでしょうか?
その理由として挙げられるのは、人間なら必ず持っている「環境適応能力」です。
「環境適応能力」とは字のごとく、「環境の変化に適応する能力」を言い、ダイエットによって摂取カロリーを減らしたり、食生活を変えたりして体重を急激に減少させると、体内では大きな変化が起こります。
私たちの身体は、ダイエット環境に対応しようとして少ない摂取カロリーでも生活できるようにエネルギー消費量に合った骨量や筋肉量を変化させたり、体重の急激な変化をおさえたりしはじめるのです。
しかし、環境適応能力が発揮されている状態だともわからずに「あまり体重が減らない」と焦って、そこでダイエットを止めてしまうケースがほとんどです。そして、エネルギー消費がダイエット前より減っているところに、前と同じ食事量を摂取すれば、以前よりも多くの脂肪が蓄積されてリバウンドが起こってしまいます。
@基礎代謝の向上
基礎代謝とは、生命維持の為に消費されているエネルギーで、寝ていても消費されるエネルギーのことです。
ホメオスターシスによってエネルギー消費を抑制されるポイントは筋肉量の減少であるため、この筋肉量を増加させればある程度リバウンドを防止することができるのです。
筋肉は、カロリーを消費する燃費の悪い肉体構成要素です。摂取カロリーを制限し、体内の燃費を悪くすればリバウンドを抑える働きとなるわけです。
筋肉は使う時のみに限らず、休んでジッとしている時でも脂肪を燃焼してエネルギーに変え、筋肉の維持にそのエネルギーをあてます。
A骨量の減少防止
女性の骨はホルモンの影響を大きく受けます。
女性の骨量は、骨格の完成する思春期まで急峻に増加したのちにもゆっくりではありますが20代半ばまで増え続けます。その後30代後半までは最大の骨量値を維持します。
女性ホルモンは骨からカルシウムが溶け出すのを抑える役割もあり、女性ホルモンの分泌が低下してしまうとそれらの役割が出来なくなって骨量が低下し始めます。
骨は何で出来ているのか。カルシウムで出来ていますが、私たちが日々身体に取り入れているカルシウムは骨になることはなく、他の栄養として流れてしまいます。
骨がカルシウムで出来ているからと言っても、カルシウムから骨を作っているわけではなく
Bカロリーコントロール
摂取カロリーの正しい抑制方法は、摂取する栄養素のバランスが悪いと、摂取したエネルギー以外の栄養素が足りなくなってしまうということです。
消費カロリーに対して摂取カロリーが足りなくなると、体は自動的に蓄えていた脂肪たちを燃やして、エネルギーに変えて使うようになります。
人間が生きるために最低限必要なカロリーは