リバウンドをしないために。

人間にはホメオスターシス(生体恒常性機能)という機能があります。端的に言いますと、人間の生命維持のために、環境変化に適応する能力のことです。


A骨量の減少防止
女性の骨はホルモンの影響を大きく受けます。
女性の骨量は、骨格の完成する思春期まで急峻に増加したのちにもゆっくりではありますが20代半ばまで増え続けます。その後30代後半までは最大の骨量値を維持します。
女性ホルモンは骨からカルシウムが溶け出すのを抑える役割もあり、女性ホルモンの分泌が低下してしまうとそれらの役割が出来なくなって骨量が低下し始めます。


骨は何で出来ているのか。カルシウムで出来ていますが、私たちが日々身体に取り入れているカルシウムは骨になることはなく、他の栄養として流れてしまいます。
骨がカルシウムで出来ているからと言っても、カルシウムから骨を作っているわけではなく、コラーゲンからカルシウムの要素を作り出し骨へと作り変えているのです。
ですからカルシウムを摂取するのではなく、コラーゲンを摂取した方がより強い骨を作るというわけです。


骨量や筋肉量をはかるのには、体脂肪計や体重計が必要なのですが、骨量の減少防止を考えるうえで必要な行動は運動です。
ホメオスターシスは、リバウンドだけでなく、「運動をする」という環境変化にも順応しようとし、より運動をしやすい身体・強い骨を作ろうとする働きもあります。
ホメオスターシスを発揮させたいと思うのであれば、身体に骨や筋肉が必要であると教え込むことが一番の近道です。



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